ShiNGo’s diary

適応障害の私が今まさに感じていることを書き連ね、変化が起こる事を期待しているブログです。

【HSPとは】今まで生きづらいと感じていた190513

私はHSPです。
HSPとは「Highly Sensitive Person」の略語で、1996年にエレイン・N・アーロン博士が考案したもので、ある特徴を持った人を表す言葉です。
また、HSPの子どもは「Highly Sensitive Child」HSCと略され、最近では書籍などでも取りあげられることが多くなってきているようです。
実際に調べてみると、何やら難しそうな説明がたくさん見受けられますが、シンプルに一言で説明すると
【繊細・敏感・感受性豊か】
そんな気質を持った人の事を示します。
まずはじめに、HSPは病気や発達障がいの類いではありません。
発達障がいの子どもは人の気持ちを酌むのが苦手なことが多いのに対し、HSPは逆に人の気持ちに気づきすぎるといわれています。
あくまで【繊細・敏感・感受性豊か】な気質を持った人の事を示したもので、5人に1人はHSPだと言われています。結構な数ですよね。
どのHSPにも共通するのは、
1.心の”境界線”がもろい
2.疲れやすい
3.刺激に敏感
4.人の影響を受けやすい
5.自己否定が強い
6.直観力がある
ということ。

病気ではないため、治るということもありません。
ということは、もううまく付き合っていくしかないのです。
最近出逢った一冊の本が私を良い方向に導いてくれそうです。
発想の転換です。
多分健常者?の方は一気にこのプロセスに飛べるのでしょう。羨ましい限りです。
こういうブログで掲載していいものなんですかね?
是非紹介したいのですが…


ネットを見ると、どのホームページにも所謂チェックリストがあり、下記の内容となっています。
1.自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2.他人の気分に左右される
3.痛みにとても敏感である
4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋など、プライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
5.カフェインに敏感に反応する
6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンなどの音に圧倒されやすい
7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
8.騒音に悩まされやすい
9.美術や音楽に深く心動かされる
10.とても良心的である
11.すぐにびっくりする(仰天する)
12.短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
14.一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
15.ミスをしたり、物を忘れないようにいつも気をつける
16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
19.生活に変化があると混乱する
20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できない
23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた。

12個「はい」に該当するとおそらくHSPに該当するそうです。ちなみに私は20/23という結果となりました。
5番と6番と23番以外は該当しました。
それぞれのリストへの私の場合は、

1.自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づくほうだ
➡︎女性の髪型や化粧の仕方の変化に見た瞬間気付く。
あれ?指輪してる?とか、しなくなった?とか。
この人今日は何か様子がおかしいな(機嫌が悪いな)、そっとしておいた方がいいかな。etc

2.他人の気分に左右される
➡︎『そういう考え方もある。否定はできない』となり、自分の考えがブレる。

3.痛みにとても敏感である
➡︎おかげで完治まで長い時間を要する。

4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋など、プライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる。
➡︎余裕で一生ニートでいられるほど閉じ込められた環境が性に合っている。

5.カフェインに敏感に反応する
➡︎❌特にそう感じたことはない。依存はしている。

6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンなどの音に圧倒されやすい❌
➡︎特にそう感じたことはない。綺麗であれば布地に拘りは全くない。

7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
➡︎1人の時間はもっぱら妄想してしまう。もしも宝クジが当たったら…という誰しもが思うことも、具体的にどう使うか文章にしてある。

8.騒音に悩まされやすい
➡︎無用な音に「なぜこんな音を出すのだ」と思ってしまう。

9.美術や音楽に深く心動かされる
➡︎感動で涙が出てくる。その才能が羨ましく、それに引き返え自分ときたら…と落ち込む。

10.とても良心的である
➡︎人は元来良い人である、という性善説に近い思想をもっており、裏切られることが多々ある。自分がされて嫌なことは絶対にしないという『自分ルール』があり、この自分ルールを頑なに守ろうとするのも適応障がいの特徴らしい。

11.すぐにびっくりする(仰天する)
➡︎このまんま。予想をしている場合は驚かないが、その範疇を超えると本当にびっくりする。

12.短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
➡︎完全に1人の時は順序立てて効率良く作業ができるが、周りに人がいると焦ってしまい、結果遅くなる。執拗に確認をしてしまう。

13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
➡︎この人は今どういう気持ちでこういう態度や言動をしてしまっているのかわかる。
わかりすぎて気持ち悪がられたり「いいよ、大丈夫だよ」とよく言われてしまう。結果何をすべきなのかわからなくなってしまう。

14.一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
➡︎12番同様。

15.ミスをしたり、物を忘れないようにいつも気をつける
➡︎「財布・携帯・タバコ・ライター・鍵・定期・指輪・時計・名刺」と毎朝呟いて確認している。
呪文のようにこの言葉が染み付いている。

16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
➡︎見ているこっちが本当に痛くなる。ゾワゾワして見ていられない。

17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
➡︎12番、14番に近い、

18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
➡︎空腹時は特に症状はなく、私の場合過食になってしまい体重が一気に増加してしまった。集中できない時は文字通り頭が真っ白になったりしてしまう。

19.生活に変化があると混乱する
➡︎安定をとにかく好む

20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
➡︎昔から香水が好きで、その匂いで当時の思い出が蘇ってくる。音・音楽も同様で、一度好きになるととことん聴きまくる。

21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
➡︎19番と同じ。

22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できない
➡︎外出先の携帯への電話は取れるし、出れなかった場合必ず折り返すが、社内でのオフィス電話では周りの人に聞かれていると思うとなかなか電話を取れない。

23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた。❌
➡︎自分で言うのもあれだが、優等生でスポーツも万能だった。今となって思うに、そうなるように演じてきたのかもしれない。

今まで漠然と生きづらいと感じていた私ですが、HSP気質による適応障がいと心療内科で診断されてから「私はこういう人間なのだ」とある意味私の居場所を教えてくれたようで、救われた思いがしました。
障害を障がいと記載するあたり、私自身まだ障害という言葉に偏見を持っており、まだ要らぬプライドを持っているのかもしれません。
そんな器が小さい私を人は優しいと言います。
そんなことないのに。ただ臆病なだけなのに。

私という人間は一体なんなのだろう。
他に同様の人がいるのならば、その方達はどうやってうまく付き合っていっているのだろう。
社会的にどういう立ち位置にいるのだろう。
その場所を見つけることで安心したい。
という思いで勉強しています。

私に合う仕事があるなら、他者の役に立てるのなら、そういう仕事に就きたい。
この年で、そんな仕事があるのかもわからず、ただただ現状の自分に幻滅しています。

まだまだ本当に学習しだしたばかりなので、解決はしていませんが、HSPというフォルダの中に【私の心を置く平穏な場所】があるようだという目的が生まれたため、ささやかながら気持ちが落ち着きはじめてはいます。
根本的な解決法はあるのかないのかまだわかりません。
適応障がいが治るのかもわかりません。
ただ私は妻を守るため、夫婦の未来のため、自分の居場所を見つけたいだけなのです。